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「だぁっ!!!!絶対嫌だっ!!ジャス無理だ。不可能だ!」
ジャスの胸倉をつかみ顔の近くで怒鳴る。
「っちょ・・・おいっ放せっ!!!うぉっ・・・・。」ブレインにガクガクと揺さぶられながら言う。
「ちょっとぉー何あたし無視して話してんの?ジャスもしかしてもう一人ってコイツ~?」
ブレインの背中を人差し指でつつきながら尋ねる。
「あぁそうだ。ローマ、彼はブレインというコードネームだ。」
まだブレインにつかまれている。
「ブレイン・・・オタクっぽいコードネーム・・・・。」ブレインの眼鏡をひょいと取り上げ自分でつけてみる。
「うわっ何この眼鏡!!!度きつい!!!」
「わっ返せ!!!見えないじゃないか!」ブレインの眼鏡はダテではない。
しかし、仕事のときはコンタクトでダテである。
急に女は振り返る。ついでに眼鏡をブレインに投げる。
「私はローマ。よろしくね、もうすでに決まっちゃったんだから潔く認めなさいよね。男らしく」手を差し出す。
その手には紫色のマニュキュアが塗られていた。
その手を取り「えっ・・・あぁ・・・ブレインだ。よろしく。」ジャスにわき腹をつつかれながら答える。
顔は納得していないようだが、あんなことを言われて駄々をこねるのもらしくないので諦めたらしい。
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