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無言のまま目的地へ向かって歩き出す。
ここで走っても体力しか使わないので走ることはしない。
しばらくの沈黙が続く、そうして目的の倉庫へ着く。
「あれが密売グループの倉庫だな・・・・。」確認するようにブレインがつぶやく。
「ふーん・・・大した見張りはいないみたいね・・・昼間とは違うわね。」昼間も偵察に二人で来たばかりだ。
「あぁ・・・そうだな。」今にも眠ってしまいそうな男二人が鉄のドアの前に置いた椅子に座っている。
「ちょっと待ってて・・・。」そう言ってローマは男二人の元に歩き出す。
「は・・・?ちょっと待ってって!!!・・・・聞いちゃいないな・・。」ブレインは見守ることにした。
何やらローマが二人の男に話しかけている、・・・・大丈夫なのかどうか不安だ・・・そう思いつつ、こっそりと近くの建物の陰で見ているブレイン。
しばらくすると隠し持っている銃で一人の男の後頭部を殴り気絶させる。
驚いた男の一人が声を上げようとした瞬間、銃を振り上げ顎を砕く。
どうやら二人とも気絶してしまったようだ。
「・・・・・おっかない女だな・・・・・。」見ているだけで顎が痛くなってくる気がした。
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