†麻薬密売グループ†

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「っ・・・・うぅ・・・・。」ブレインは熱を持つ右足が痛むようだ。 「大丈夫・・・?」ローマは持っているクロウナイフでブレインのズボンを裂く。 痛々しい傷が表に出てくる。灰色のズボンは血で赤黒く染まっていた。 「弾は残ってるのか???早く止血をした方がいい。」ジャスが前を向いたまま言う。 「いやっ・・・・弾は残ってない・・・貫通したらしい。」ブレインは痛みをこらえながら答える。 「出血が止まらないわ・・・。」ジャスが車に乗せてきたタオルで止血をしているローマが言った。 「医者の元へ行かなくてはな・・・・。」ジャスはハンドルを切った。 「・・・・すまない。今回は俺のリサーチミスだ・・・。お前らが仕事に向かった直後にガード役にかなり腕の立つ男が入ってきたらしい。」 「あいつか・・・・確かにな・・・・強かった。」熱を持ちうずく傷を見ながら答える。見るだけで痛々しいが自分の足だ、余計痛い。 「もう・・・あんなこと言わないでよ!!!一人で逃げろだなんて。」ローマは怒って涙を流している。 「え??あぁ・・・すっすまない。」あまりにも突然の出来事で痛みを一瞬忘れてしまいそうになった。
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