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「ちょっと、男二人でデート?気持ち悪いわよ。私も乗せなさい。」
今日は白いベルトに丈の長いブーツを履いているローマだ。
「あのな、気持ち悪いこと言うな。」
眼鏡を上げながらブレインが吐き捨てる。
「だって周りから見たら、そうしか見えないわよ。」
クスクスと笑いながらローマは後部座席にさっさと乗り込む。
ブレインはローマの隣に乗り込み、ジャスも運転席へ着いた。
「さて今回の任務だが前と同じく、麻薬密売グループから資金を奪ってきていただきます。君たちの奇襲後、活動拠点が変わっている。場所もリサーチ済みだ。」
エンジンをかけながらが紙を渡す。
「変わったと言ってもそこまで変わってないな。」
紙を受け取ったブレインがつぶやく。
「まぁな短期間で怪しくないように移動するには少しずつしかないからな。」
ジャスがハンドルを切りながら答える。
「まだあのガードマンは雇ってあるらしい。」
この間ブレインとローマが苦戦した朱色の髪の男だ。
「そうか・・だったら綿密に作戦を立てるべきだな。」
ジャスから受け取った紙を見つめたままブレインがつぶやく。
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