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しばらく走ると目的地の裏に付いた。
今回は裏から入って行きなるべく敵と遭遇しないように進む計画だ。
「まぁせいぜい死なないように頑張れよ。」
いつものように適当にあしらうジャス――それでこそ彼らしい。
「死ぬもんですか、あんただってレディ置いて勝手に帰んないでよ~。」
ローマがひらひらと手を振りながら進んでいく。
「お前らはどうしてそうなんだ・・・・。」
と呟きながらローマの後を追う。
【人の気も知らないで・・・・まったく。】
ジャスは二人の背中を見つめながら心の中で言った。
そして踵を返しスマートカーを目立たない場所へかつ、素早く脱出できる場所へ移動させることに専念しようと考えながら暗い路地へと消えて行った。
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