†連続強盗犯†

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目を開けるともう部屋は明るい。 小さな机と椅子、部屋の割には大きなタンス。 彼は白いシーツの間から顔を出す。 寝起きはいい方では無い。 ベッドの近くに置いてあるランプスタンド置きを探り黒く太い淵の眼鏡をかける。 開いた目は翡翠色、眉間にはしわがよったままだ。 「今・・・・何時だ?」眼鏡の近くに置いてあった小さな時計を見る。 「しまった・・・・。もう軽く30分以上過ぎてるな・・・。」 薄灰色の髪をくしゃくしゃと撫で回す。ベッドから立ち上がる。 そそくさと準備をし始める。 白いネクタイを締め、片手には翠色のジャケットを持ちドアを押し上げる。 適当に髪を撫で付け歩き出す。image=298924277.jpg
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