序章

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キー… 古びた戸を開けるとイエスの象の下に鎖で繋がれた女がいる 女 「神父様?今日も懺悔を……    …違うあなたわ誰?なんでここにいるの!!?」 ボロボロの服、まぶたわくぼんで眼球が無い 『…私わ芽を摘む者』 女 「近付かないで!!あなたも腐ってしまう!感染するわ」 女わ繋がれた鎖がガシャガシャと鳴るほど震えている… 『私のことなど気にすることわない ただ…安らかに眠れ…』 暗い室内が不意に明るくなる [芽を摘む者]が放つ炎によって黒のロングコートが照らされ、目深にかぶったハットからニヤリと笑う口元 その光景が見えてなくても悟ることわ用意だ 腐った肌で感じた。やっと死ねると… 「神様…どうか…… ゴーーーーという音と共に彼女の体わ炎につつまれた 『…懺悔の途中で悪いな』 ――――――――
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