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階段を二階分ほど降りて、ようやく地下一階の目的のフロアにたどり着いた
ここまでに三人ほど敵兵に出会ったがエーファがAK47Sで倒してしまっていた
「おそかったわね、エーファ、マリー」
イルマ・ツェルニーだ
彼女は先に来て、戦車の点検をしていたようだ
彼女の服にはべっとりと血糊がついていた
「イルマ!その服の・・・」
「私の血じゃない
マリアの血。彼女を運んだときについた」
とてつもなく暗い顔でイルマは言った
マリアは確かイルマと同じクラスの娘だ
一度見たことがあるけど、どちらかというと運動部員みたいな雰囲気の娘だった
それ以上のことを僕は知らない
それ以上そのことについて二人は聞かなかった
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