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とある日の夜。
僕はもう日課のようになっている、"聞き係"をするために、彼女の部屋に向かっていた。
暗闇の道を、鼻歌歌いながら歩んで行く。
なんだかんだで、今の状況だけでも少し、満足していた。
大好きな彼女に、亜樹乃に頼られてるって思えるから。
「…今日は何聞かされるかな。」
楽しみ。
例え、それが仕事の愚痴でも君の話なら、みんな喜んで聞くよ?
確実に亜樹乃の家に近づいていっていた。
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