気まぐれ詩①

3/16
前へ
/81ページ
次へ
【君の事】 『何か寒気がする』だなんて 温めてやれない自分は嘘 ちゃんと見守っててあげるから 身震いなんてしないで生活してよ 君が一人でいる時間 僕は全てを知ってるよ 何時 何処で どんな風に 笑ったか 君の男以上に知っているんだ ああ 君は嘘をついたね でも そんな君が可愛いよ 見つめられて小刻みに震える身体を 包んであげられない自分は嘘 広い視野で全てを見ていてあげるから 安心して外に出ると良い 少し意地悪して怖がらせる お化け屋敷以上のドキドキを 君にプレゼントしてあげる 何時 何処で どんな風に 歪んだか それも全て把握済み 君の全てを知ってるだなんて 自分に言い聞かせる自分は嘘 外側だけ知ってても意味が無いと 気がつくのに時間がかかったよ もう 全て知ってもいいだろう? もう 会いに行ってもいいだろう? 君が疲れて帰って来たら 『おかえり』と言って迎えてあげる 君が寂しく帰って来たら 『どうしたの?』と言って抱きしめてあげる そんな大きな夢 描きながら きっと きっと 僕はずっとこのまま見つめてる いつまでも愛してるよ 自己中な僕の愛情を許してね だからこれからも 君の全てを見せて欲しいな 僕だけが 君を怖がらせてあげられて 僕だけが 君を安心させてあげられる 君が僕の事見つけない限り 僕は 君の事 見守っていてあげるから そんな見つめる自分は嘘 そう言って綺麗に着飾る僕 現実に出来ない勇気は殺伐 本当は自分の幸せの為だけに...
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加