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「もう勘弁して下さい」
「しるか!さっさと金出せばいいんじゃねぇの?」
何も考えないで浩二は家に向かっていたが、思考を蘇らせる事態が視界に入ってきた。
一人対三人。それは一目で見れば、かつあげだ。
「今月のは前ので最後です。これ以上は・・・」
「じゃあ仕方ねぇなぁ。お前ら!可愛がってやれ」
「待て!事情は知らないけど止めろよ!」
浩二はいつもはこう言うことは無視してきた。
それは怖いからではなく、絡むと面倒臭そうだったからだ。
でも今回は違う。相手のリーダー的存在の男が残りの二人に指示した。
その二人が木刀を持っていたのだ。
さすがにやりすぎだと感じ、今割って入った。
「何だ、てめぇ?」
リーダー格がこっちに来る。残りの二人も意識を向けてくる。
「おまえら金が欲しんだろ? だったら俺が払おう。」
リーダー格が止まり、
「100万だ」
「はっ!?」
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