ゲームの神

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
「もう勘弁して下さい」 「しるか!さっさと金出せばいいんじゃねぇの?」 何も考えないで浩二は家に向かっていたが、思考を蘇らせる事態が視界に入ってきた。 一人対三人。それは一目で見れば、かつあげだ。 「今月のは前ので最後です。これ以上は・・・」 「じゃあ仕方ねぇなぁ。お前ら!可愛がってやれ」 「待て!事情は知らないけど止めろよ!」 浩二はいつもはこう言うことは無視してきた。 それは怖いからではなく、絡むと面倒臭そうだったからだ。 でも今回は違う。相手のリーダー的存在の男が残りの二人に指示した。 その二人が木刀を持っていたのだ。 さすがにやりすぎだと感じ、今割って入った。 「何だ、てめぇ?」 リーダー格がこっちに来る。残りの二人も意識を向けてくる。 「おまえら金が欲しんだろ? だったら俺が払おう。」 リーダー格が止まり、 「100万だ」 「はっ!?」
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!