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「……AAA~Sのレベルで200匹だって聞いてたんだけどなあ……。明らかに300はいるだろ…。」
この声からして少年だろうか。
森の崖の頂上から聞こえるその声の下にはゆうに300を超えるポイズン・インセクトがいた。
「まっ、直ぐ終わんのには変わりねーけど。“ファイナル・ジャッジメント”」
少年からその声が聞こえた瞬間、魔物を包み込むように黒に染まった球体が現れ大群は跡形もなく消え去った。
「・・・生き残った奴は……いないか。……任務完了。“転移”」
少年がいた場所には一陣の風が吹き
ついさっきまで魔物に群れていた森はまた平穏を取り戻した…。
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