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世界の中心、大樹の生える島に、小さな村があった。その村の名は…。
アカサカ村
その村には、様々な人々が住まっていた。
剣術を得意とする者。
魔法を使う者。
昔、悪魔の力と恐れられたこれらの力を、現在では、神と、守護竜のお陰で、皆使えるようになったのだ。
その村に、幸せに暮らす一人の青年がいた。
アーク=カーデン
彼は、妻‐マイ‐と共に、まもなく生まれてくる子供に、期待を膨らませていた。
ある日の夜、アークは、マイが風邪を拗らせてしまったので、大樹の元に生える薬草を採りに来ていた。まさか、こんなところで、自分の運命が180度変わってしまうなどとは、思ってもみなかった…。
何故なら…。
奴が、そこにいたから…。
あいにく今日は…月食の夜だった…。
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