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「あ、あれ??…確かここを左で―‥次を右?!いや、まっすぐだったっけ??」
たたた大変だぁ!
学校までの道が分からない?!
学校へは一度母と姉と行っているのだが、道を全く覚えていない…
よりによって姉は何故だか今日は授業が午後からだし…。
もっとちゃんと覚えておくんだった…
そんなことを考えていても既に後の祭りだが、考えずにはいられない。
「あ~ぁ、もう完璧に遅刻決定だよ。」
あたしって、つくづく不幸な女の子…。
神様、仏さま、ご先祖様!!
せめて今度の学校では素敵な恋をさせて下さい!!
そんなあたしの思いが届いたのかどうかは分からない―‥
けど、この後あたしは天に見離されてまではいないんだと実感する出会いをすることになる。
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