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ルドゼブセルナ・・・・・・!
というとあの有名な心理学者の??
そのような方がなぜこんなところへ?」
「はは、よくご存じで。
といってもそれほど大した人間じゃあない。」
ルイスは、一気に気が抜けた。
「私がここへ来たのは・・・・
近年 先進国の影響を受け始めている小国や村の様子を見たかったためです。
その少年のように・・・・ 自己の内部に別の人格を作り上げてしまった子供の処置をするため」
「!?」
(別の人格? 一体何のことだろ?)
「ルドゼブさん、別の人格とは?」
「ええ、つまり・・・・長年溜めてきたある感情が形を帯び、新たな人格となったものです。」
「!」
(長年溜めてきた感情!?)
村人がざわついてきた。
「し、しかしその人格とやらが何だとしても、この子の犯した犯罪は、犯罪。
ルイスには重大な罪が・・」
ルドゼブは、ヒラヒラと舞い落ちる木の葉を見つめながら言った。
「この子に罪は無い。
すべては目に見えない環境が作り出したこと。・・」
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