第一話 現れた人格

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「よし」 ルドゼブは何かを掴んだようだった。 グイッ・・・・   グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!! ルイスの体から、三本、の竜巻のようなものが勢いよく飛び出してきた。 「オイ! 一体何が起きているんだ!?」 ルイスを含め、その場にいたすべての者が、今自分が目の当たりにしている光景に驚き戸惑っていた。 ルイスから放たれた三本の竜巻は、並んで地面にシュルシュルと渦を巻き、そして・・・・ (人格は一つではなかったのか・・・・!) 「・・・・・・!・・・・!!」 三本の竜巻は、どんどん人の形を帯び、やがて三人の人間が現れた。 一人は、肩に届くか届かないかぐらいの金髪の少年で、黒いコートに黒いズボンを履いていた。 もう一人は9歳くらいの、白髪でやや長髪、白い布をまとっている少年、 三人目は髪はピンク色、ローブのようなものを着ている女の子だった。 白い髪の少年以外の二人は、ルイスと同じくらいの歳くらいに見えた。  (三人の人間??)   「さて・・」   ルドゼブが口を開いた。
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