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やっぱりあれは、夢だったのかもしれない。
天狗だとかぬかす変な女の子が、俺の部屋に住むとか言って、窓から飛び出して行ってから、１週間経った。
あいつは戻ってきていない。
やっぱり夢だったかも…とか思いながら、俺は寮に帰りながら思っていた。
あの後、俺を変な目で見るようになった藤本の誤解を解き、新しく色んな友達も作って、結構順風満帆な生活を送っている。
ああ、でも、
幸せってそんな長くは続かないんだなって、よくわかったよ、俺。
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