背伸び

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もちろん僕がこれから行くのは自宅。 茶道家の家やから屋敷みたいやけど。なかなかえぇ味のある家やから、僕的には気にってる。 「着きましたよ。」 「そ~か。おおきに。」 「さっ。はよ着替えて下さい。奥様がお待ちですょ。」 「オカンが?」 「そうです。」 「…オカンが!?」 「何で2回も聞いてはるんです?早よ着替えろ。」 そんなこんなで無理やり自室に押し込められた。 「終わったで。」 「ほな早よ行って来て下さい。」 「行きますょ!!行けばえぇんやろ。」 「そうです。早よ行け!!」 「お前、時々敬語抜けるの何でなん?」 「ぼっちゃんがめんどくさいからです。」 「あっそ。…ほな、もう終わり。また明日な。」 「はい。」 創慈はいつも家に帰って僕の許しが出ると仕事が終わる。
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