背伸び

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「はぁ?オカンうそついとんのとちゃいます?」 「…なんでここでウソつかなあかんの。」 「ほんまですか?」 「…そや。」 「…ほんまに!?」 「ほんまや。ほんま。ウルサくてかまわんなぁ。しんは。」 「しんって呼ばんといて下さい!!」 「…えぇやん。…用はそれだけやから早よ出てってえぇよ。」 「…そうでっか!!ほな。」 僕は今、ものすごい嬉しい!! うれしゅうて転げ回りそうやぁ~♪ それにしても、東京行ってそないたってへんのになぁ… なんでや? なんかやらかしたんやろか… それとも、僕のため!? まぁ、どないでもえぇけど嬉しいわぁ~♪ 神童は完璧にうかれていた。 そこへ、ものすごい足音が聞こえてきた。 「ぼっちゃん!!大変です!!」 「なんや。創慈。休んどってえぇって言うたやん。」 「そりゃ、休みたい思うてましたよ。」 2人は廊下を歩きながら話をする。 「ほな、休め。」 「この前の、佐々女(ササメ)組覚えてますか?」 「敬語じゃなくてえぇよ。佐々女ってあの…ウチの若い奴等が負けた言うてた奴等か?」 「そや。その後潰しに行った言うたやん。」 「…聞いてないなぁ」 「あんさんが聞いてなかったんやろ。で、その残党が来てるんやけど?」 「そない、ぼこせばえぇやん」 「…それがほぼ壊滅状態になってんねん。」 「どっちが?」 「こっち。」 「…そう言えば、お前殴られた痕あるなぁ…」 「今頃やなぁ」 「でもお前倒せんねやろ?」 「3人くらいな」 「少なっ!!」
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