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「さなえちゃん?さなえちゃ~ん!!」
ふと、見上げると小動物のような
可愛い顔がひょこっとのぞかせた。
あぁ、もう放課後になってたのね
「あ~あやたん!!
ちょっと違う世界へもぐっていたにゃ」
「なにそれ?」
「うーん
とりあえず妄想の世界から
現実の世界へ戻って参りました」
「クスッ、よくわからないけど
相変わらずおもしろいねッ、さなえちゃんは」
そう言ってニッコリ微笑むあやたん
くう~!!
むかつくぐらい可愛いわ
なんとも言えない
上品だけど、どこかくだけた笑顔。
この子は幼なじみで同じ高校に通っている親友あやたんこと
北浦あやは
ひとつひとつの行動や仕草、声や
顔、すべてにおいてパーフェクト。
悔しいけど、男のツボを完璧にとらえているいわいるモテ女。
あやたんに告る男は数知れず
いつも誰かしらに告白されている。
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