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二人でトコトコと学校へ向かう。
これもいつも通りに手を繋ながらな。
何でも、「兄妹で…手を繋ぐの……なんて……普通……」らしい。
俺にはよくわからないがな。
最近思うんだが、何時になったら瑠璃は兄離れするんだろ?
ま、別にいいか…。
そんな事を考えながら何事もなく到着。
…………というワケにはいかなかった。
「あわわっ、ど、どいてくださーい!」
ドーン!
慌てたような声と凄まじい音と共に、有り得ない程の衝撃が俺を襲った。
そのまま俺は地面にぶっ倒れる。
頭を強く打ったがなんとか意識を手放さずに、俺にぶつかってきた何かを確認する。
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