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「ああ、おはよう雄大、有弥、真弓」
俺も挨拶を返す。
そうやって適当にだべっていると、いきなり有弥が、
「そういえば龍は今日コクるんだろ?
不知火様に。
ま、どうせ振られんだ、リラックスしてけな」
一応、応援してるらしいので俺も全力でアイアンクローをかましてやった。
「痛い、痛いッス!!」
俺は無視してアイアンクローを続けていた。
そんな俺達を見ていた二人が声をかけてきた。
「ま、頑張んなさいよ」と真弓。
「後悔はするなよ」と雄大がそれぞれ応援してくれた。
「ああ、勿論!」
俺はそんな二人にはサムズアップで返した。
そしてチャイムがなり担任が入ってくる。
そのまま特には何もなく、時間は俺の告白する放課後へと、刻一刻と迫っていった。
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