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「まぁ、座りなさい」
父さんは、俺にそう言ったのだった。
座る様に言われたのは、父さんの隣。
父さんの正面には、女の人が座り、その隣には陽子と呼ばれた、女の子が座っている。
俺は、父さんの言葉を聞いて、黙って席に着いた。
俺が席に着いたのを見て、父さんは、
「正秀、父さん再婚する事にしたんだ」
そう俺に言ったのだった。
再婚?えっ…?
まだ言葉の意味を理解していない俺に、
「この方が再婚相手の恵子さんで、隣が娘の陽子ちゃんだ」
と、俺に紹介したのだった。
「改めまして、正秀君。よろしくね」
その女の人、恵子さんは俺にそう言ったのだった。
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