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その後、父さんは事のいきさつを俺に話した。
恵子さんは同僚で、三年前に離婚している。
父さんとは仲が良く、よく相談したり、話をしたりしていた。
そして、惚れたのは父さんで、プロポーズをした事などを俺に話してくれた。
「で、父さんが再婚する事に対して、お前はどう思う?正秀」
一通り俺に話をした後、俺にそう聞いてきた父さん。
父さんは、今まで自分の事よりも俺の事を優先してくれたし、俺を育てて学校に行かせてくれてる。
俺は、父さんに幸せになって貰いたいし、反対する理由もない。
「いいと思うよ。恵子さん、父をよろしくお願いします」
父さんと恵子さんを見てそう言って俺は、恵子さんに頭を下げた。
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