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「あの、正秀くんって高校生だよね?」
陽子ちゃんが俺に話し掛けてきたのだった。
「うん。そうだけど……
陽子ちゃんは?」
「私も高校生だよ。1年生だけど。正秀くんは、2年生だよね」
どうやらマジで年が近いらしい。
俺と陽子ちゃんがそんな会話をしていると、
「そうだ正秀。今日の夕飯な、みんなで食べようと思うんだが、買い物頼まれてくれないか?」
父さんがそう言ったのだった。
「あぁ、いいけど。何にすんの?」
俺がそう尋ねると、
「お前に任せるよ」
父さんはそう言って、俺にお金を渡した。
その様子を見ていた恵子さんは、
「あら、じゃあ陽子も一緒に行ってきなさい」
と、笑顔で陽子ちゃんにそう言ったのだった。
かくして俺と陽子ちゃんは、買い物に行く事になったのだった。
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