第1話 転校生がやって来た

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俺の名前は岡部 龍也。 ごく普通の高校生やってて、学校外では売れっ子アイドルとして充実した仕事をしてる。 まっもちろん学校の連中には言ってねー。 そんな中俺の通う高校に転校生が…… 「初めまして 藍川 陸と申します よろしくお願いします」 声小さ!このことは友達にはなれそうにねーな。 直感だが… 「良くできました」 横に追った先生がいう。ちなみにこの先生はいつも笑顔を絶やさず、優しい先生といわれているが―― 「まずは席を決めないと――」 怒ると怖い。真顔になったときの殺気はそこら辺の殺し屋でも負けないだろう。 「そうだな…龍也の隣を空けといたからそこに座ってくださいね」 何だと?つーかなんだあのねばい笑顔は…。この俺に群れてほしいと? 「ぁ…あの~」 「なんだ」 返事はちょいきつめ。だち作りたくはないからな。 「よろしくお願いします!」 意外と強かった…。まさかこの状況で挨拶できるとは…。 「よろしく」 瓶底のめがねに流れるような黒髪。 これが俺がこの学校で初めて口を利いた奴の容姿だ。 その後もダラダラと学校生活が終わり、仕事に入る。
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