第1話 転校生がやって来た

3/6
3336人が本棚に入れています
本棚に追加
/392ページ
「今日のスケジュールはどうなってますか?」 「あ~やっと来た~」 元気が空回りしてる俺のマネージャー。笹木 可南子。 「ハイッ!コレ!」 ウルサい!どこまで声デカいんだ。 「はいどうも」 スケジュールを見るとA4の紙に字がびっしり… どうやってこれを一日でこなせと? 「あっそれ二日分だ アハハハ」 どこまでアホなんだこいつは。 「このスケジュールが終わり次第ある大きな仕事をしてもらうからね」 「それは何ですか?」 気になったので聞いてみた。 「ヒ・ミ・ツ」 一語一語にハートがついてそうな口調。 本当にどうにかならんかな。 「お疲れ様~」 人なつっこい笑顔をして走ってきた。 「どこに行ってたんですか?」 「道に迷っちゃった」 テへッと舌を見せながら言う。 バカに効く薬はないのかな。 「何か言った?」 ヤバ!口に出してしまったか? 「いや何もいってないですよ」 とびっきりの営業スマイルで返す。 「そう… まぁいいか」 仕事も終わったし、家でくつろぐ。
/392ページ

最初のコメントを投稿しよう!