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カチャ...
リビングの扉が開くとそこには...
???「何やってるんですか?
お二方」
青い顔の鮫が入って来た。
サソリ「駄目だろ
こんなとこに調理用の鮫が入って来たら
刺身にしてやろうか?..ククッ」
鬼鮫「...サソリさん」
飛段「だからよ...
女も寄らねぇモテない鮫はどっか行ってくれっかなぁ..?.....移る移る、感染する」
鬼鮫「貴方って人は...
しかもモテない訳じゃないですよ...
私だって女性の1人や2人...」
意地を張る鬼鮫さん。
その顔でよく言える、と小さく窓の外でかわいらしいお花を見つめて呟くゼツ。
何気聞こえてたのね。
サソリ「何だ、お前
女も抱いたことねぇくせに」
飛段「まだ童貞なんだろ?
オレ知ってんだよなァ..
毎晩1人抜いt「ぎゃあああああああ
な、な、何で知って...じゃなくて
違います!
勝手に誤解しないで下さい!」
飛段「ま、オレには関係ねぇけどな
ゲハハッ」
鬼鮫「.....」
サソリ「お前毎晩そんなことしてたのか..
可哀想に」
鬼鮫「.....はい?
あ、あの..サソリさん
可哀想にってどういう意味ですか?」
サソリ「さぁな」
鬼鮫「さぁなって貴方ね」
飛段「あ、そういえば今日デートの約束があんだよなー
すっかり忘れてたぜ」
鬼鮫「.....」
若干羨ましそうに見つめる死んだ目をした鬼鮫に対し、飛段はカチカチと携帯をいじっている。
鬼鮫の携帯には女性のアドレスなど.....無い。
勿論小南も鬼鮫にはアドレスを教えていないので、誰一人として鬼鮫には女性のアドレスは無い。
なんて可哀想な鬼鮫さん。
サソリの旦那が哀れな視線を送っていますよ。
同情の意味を込めて、いつの間にやらゼツが鬼鮫さんに持っていたかわいらしいお花を渡しています。
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