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『あたしの気持ちを?』
『うん。』
『無理に決まってるじゃん。』
はっ、とあたしは
鼻で笑った。
『なんで決めつけちゃうの?大丈夫だって☆』
唯は笑顔で言う。
あたしは、その笑顔を
無視して言った。
『何が大丈夫なの?あんな、…最低な奴もういいの!』
あたしは投げやりに言った。
まるで、唯にケンカでも
売るかのように。
『もう忘れる!あんな奴、好きになったのが間違いだっ……』
『それ以上何も言わないで!!』
言葉を言いかけた時に
唯がいきなり、
大きな声を出した。
その迫力に驚く。
『なんで、なんでそんな事言うの?好きだったんでしょ!?いきなり、そんな事言うなんて酷いよッ!』
唯は、真面目な顔で
あたしに言った。
睨みにも近い瞳。
あたしが、平気で
言っていると
思ってるの?
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