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気付いたんだ。
あたしには
アイツしかいない。
側に居てくれないと
さみしくて、さみしくて
耐えられない。
生きていけない。
なだめる親友の唯(ユイ)。
あたしは先生が来るまで
泣いたままだった。
先生が教室に入って来た。
『ほら~立て始めっぞ。』
だるそうな声を上げている。
起立と号令が上がり立つ。
あたしはなんとか泣きやんでいた。
でも、赤い目は隠せなくて。
『あれ~高杉、なんか目赤くない?泣いたの?』
『ん~まぁ…』
前にいる男子にそう声をかけられ、濁すアタシ。
隣の女の子にも『どうしたの?』と聞かれて気まずかった。
まさか、
『メールが来なくて泣いたの』
なんて言えない。
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