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あぁこれか・・と今さっき腰掛けた箱から数歩下がった場所に止まった。
鉄の箱はクローゼットの奥に置かれており、横幅は大体壁の半分、高さは俺の腰程の大きさだった。
蓋の部分に四桁の数字を合わせロックする鍵が付いており、見た目からは大きな金庫にも見える。
見るからに重たそうで、一目でこれは動かせそうにないなと思った。
〔このボックスにはナンバーロックが備え付けられています。 今は初期なので0000で設定されていますがご自分で変更ができます。
変更の際はロックの右にあるボタンを押しながら数字を選んでください。
この中にはあなたがプレイ中に使用する武器、アイテムを収納することが可能です。
またこちらにも上限があるので注意をしてください〕
武器という言葉に反応したのか俺がひどく興奮しているのが手に取るようにわかる。
心臓がドクンドクンと波打ち、手には少し汗をかいている。
しかしGNPは俺の緊張をよそに淡々と説明を続けていた。
〔初期装備として剣、槍、弓の3種類を用意しました。 箱の中に入っているので一つ選び装備してください〕
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