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ゴトリと音をたてた剣は今は静かに暖炉からの灯りに照らされている。
--これ・・本物か?--
今俺がいる世界はゲームだっていることはわかってる。 感覚も現実に近いのもわかってる。
でもこうして鉄の剣を目の前にしてみると、やはりまた夢なのか?と疑ってみたくなった。
剣をゆっくりと両手で持ち上げ、クローゼット内の壁に引っ掛け"ガリガリッ"と滑らせてみる。
するとそこには荒く削られた跡が残り、床には少量の破片が飛び散っていた。
--やっぱ本物なんだ・・・・他に槍と弓があるって--
再度ボックスに手を入れ、弓と2本の長い棒を取り出し、床に置いた。
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