~3回戦~ VS熊谷章南

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北桜の攻撃は不動の1番、東 祐介から。 バットを短く持ち左打席に入る。 ズバン 初球は141キロのストレートから入ってきた。 祐介(いい球投げるな。) 速球派の右腕、細川は強豪校のエースの名に恥じぬ好投手だ。 祐介(なら、あれをやってやる!) スッ 細川がボールを放る寸前にバットを寝かせた。 細川(やっぱり来たな!) ゴォォォ ギンッ バントした打球は走ってきた細川の真上にあがる。 熊谷章南バッテリーは、祐介が1打席目によくセーフティバントをするという情報を得ていた。 そこで比較的高めに全力で直球を投げ込み、バントされた時、打球が強く弾き返ってくるようにしたのだ。 祐介「ちっ!」 「ワンアウトー!」 監督「145キロのストレートか…。さすがにあれをうまく転がすのは難しいな。」 そして、2番の東 涼介が右打席に入る。
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