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──グラウンド
優聖「監督~。」
監督「おぅ。どうだった?」
蓮「じゃじゃーん。」
優聖と蓮は2人の後ろに隠れていた凛と雫を見せた。
監督「おぉ!2人も呼んでくれたのか!」
優聖「はい。まぁ右の子は自分から入るって言ってくれたんですけどね。」
雫の方を見ながら言った。
監督「そうかそうか!4人ともありがとう!」
凛と雫は軽く頭を下げた。
チームメイトはみんな練習そっちのけでこっちを見ている。
監督「じゃあみんなも気になってるみたいだし、自己紹介してもらっていいかな?」
凛「はい!」
監督「みんな~集ま…【ドドド…】」
監督が集合をかける前にみんな集まってきた。
監督「落ち着けよおまえら~。…じゃあ自己紹介よろしく!」
凛「はい!…進藤凛ですっ。野球のことはよくわからないんでいろいろ勉強していきたいです!みなさんよろしくお願いします!」
最後にニコッとはにかんでみせた。
部員K「ヒューヒュー。」
部員T「よろしく~。」
部員K「俺が教えてあげよっか~?」
部員S「ばーか。おめーじゃ教えられねーよ。」
監督「おめーらうるせーぞ。…ったく。じゃあ次、津久見さんだね。よろしく!」
雫「はっ…はいっ!」
緊張していた。
雫「あっあの…。えっと、マネージャー…っていう役割は…じゃなくて仕事は…始めてなんで、…うまく出来るかわから…わかりませんが、あのっ…精一杯頑張るたいです!…じゃなくて頑張ります。」
顔を真っ赤にしてなんとか言い切った。
部員A「かわいいー。」
部員H「よろしくねー。」
部員K「一緒に頑張ろうね~。」
部員S「ばーか。お前と一緒になんか頑張れるか!」
監督「ホラホラ、自己紹介は済んだんだからみんな練習に戻れ。それとも田中ノック地獄でも受けたいのか?」
1年生部員T(田中ノック地獄?)
〃部員F(そんなのがあるんだ…。)
〃部員N(なんか異様にダサく感じるのは俺だけ?)
〃部員I(あ~、腹へった。)
各々心のなかで呟いていた。
監督「そんじゃ、マネージャーの2人はジャージに着替えておいで!」
凛&雫「はい」
マネージャーが入り、新体制の野球部がスタートした。
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