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. 屋上 .
神楽「…………」
妙「……神楽ちゃん……。」
神楽「…………」
妙「…どうしてあんな嘘ついたの……?」
神楽「……意地張ってたアル……。」
妙「意地……?」
神楽「そうアル。意地アル。私すぐ意地張る女で、よく“裏切り者”って言われるアル……。」
妙「裏切り者?」
神楽「妙ちゃんもそう思ってるでしょ?」
妙「裏切り者なんて一度も思ったことないわよ?」
神楽「え……!?」
神楽は驚いた表情で妙を見た
妙「神楽ちゃん、勘違いしてたんじゃない?私は神楽ちゃんの友達よ?友達が“裏切り者”なんて思わないでしょ?」
妙はニコッと、私を見て言った
神楽「でも……!!私、昔友達に言われて……!!」
妙「私は神楽ちゃんの昔の友達とは違うわ。」
神楽「………!!」
妙「ちゃんと、“アナタ”を信じてるわ。」
神楽「………!!」
私は……
頭の中が真っ白になった……
だって、
友達にこんなこと言われたの
初めてなんだもん……
私の目からは、大量の涙が流れ落ちた
妙「ほら、泣かないの。もう安心しなさい。私は神楽ちゃんのこと怒ってないわ。私達は、“友達”よ。」
妙は、自分のハンカチで私の涙を拭いてくれた何故かは分からないけど……
“友達”という言葉に、
涙が溢れてくる……
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