第3章

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. 廊下 . 銀八『……お前さ……。』 神楽「何アルか?先生。」 銀八『父ちゃん何の仕事してんの……?プライベート探って悪いんだけどさ……。』 銀八の言葉に、神楽は黙った しばらくしてから、神楽は口を開いた 神楽「……あんま言いたくなかったけど……、先生には言うネ……。 実は私……、“夜兎族”アルヨ……。」 銀八『!? 夜兎族……!?!?』 銀八は、驚いた表情で神楽を見る 神楽「怖がるのはあたり前ネ……。私は夜兎族だからいじめられてきたアル……。でも……、みんなと一緒に勉強したかったアル……。」 神楽は、目から大粒の涙を流した 銀八『……神楽……。』 神楽「でも私…、もう挫けないアル。新しい、大切な友達も出来たから。」 銀八『……大切な友達……?誰のことだ……?』 神楽は少し笑みを見せ、口を開いた 神楽「妙ちゃんアル。」 銀八『あぁー、志村の姉かぁー…。』 神楽「良かったアルヨ。大切な友達が出来て。安心したアル。 あっ!でも、宿敵も出来たアル。とことんウザい奴ネ。」 銀八『沖田か?』 銀八は、口元をニヤッとさせた 神楽「!? な、何で分かるアルか!?」 神楽は、驚いた表情で銀八を見た 銀八『分かるわ。昨日大喧嘩してたじゃねぇーかよ。』 神楽「う……。そ、そうか……。昨日アイツと大喧嘩したもんな……。」 神楽は銀八から目線を下に向けた
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