第1章

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. 教室 . 私は、前と変わらず普通に教室のドアに手をかけ、横にスライドさせた 教室には… 誰もいない… 私は、アレ…?おかしいな…? と思い、辺りを見回した けれど、誰もいない… 何で…? もうとっくに教室にいるはず、と思いながら、教室を出ようとした ドアに手をかけ、横にスライドさせると共に、目の前に誰かがいるのに気付いた ドンッ! 神楽「うわ…!!」 ドサッと、神楽は床に尻餅を付く 神楽「な…!!何だヨ!!お前!!いきなり危ねぇーだろーが!!」 ソイツの印象は、 チャライ感じだった… 『あぁー、悪りぃ悪りぃー。脅かすつもりはなかったんですがねィ。』 何だ?コイツ…? 喋り方にイラっとくる… 神楽「ホントに悪いと思ってるアルか?お前? マジでビビったんだぞ。こっちは。」 『悪いと思ってまさァ。てゆうか、お前教室来んの、早くね?』 神楽「は…?」 『お前、朝会に出席した?』 神楽「…朝会…? あ゙ぁ゙ぁぁぁぁああぁあぁーーーッ!!!!!!!!」 朝会に出席するの忘れたアルゥーーッ!!!! だから1人も教室にいなかったのかぁー… どうしよう… 担任に怒られるアル… 『もうすぐ生徒、ここ(教室)に来ますぜィ。席ついたらどうですかィ?』 神楽「…………。」 『そんなに落ち込まなくても大丈夫ですぜィ。俺なんか二年の頃、ほとんど授業なんか受けたことないでさァ。』 神楽「!! マジでか!?」 『マジですぜィ。それに、このクラスの担任だって、怒らないですぜィ。 死んだ魚の目ですから。』 神楽「…死んだ魚の目…?坂田銀八先生のことアルか…?」 『そうそう。』 はぁ… なんだ良かったぁ… 銀八先生かぁー 銀八先生は優しいから良かったアルゥー… 『オォーイ、お前ら何やってんだぁー? 告白タイムですかぁー?コノヤロー。』 神楽「先生…!!」 銀八『お前、二年の時に中国から留学してきた〝神楽〟か?』 神楽「そうアル!!3zで授業受けることになった神楽アル!!これからもよろし…!!」 パシッ ん…?? 神楽は銀八に頭を叩かれた 銀八『お前、朝会に出席しなかったろ?罰として、廊下に立ってなさい。』 銀八はそう言い、教室へと入って行った 神楽「やっぱり…、怒られたアル…。」 神楽は、静かに廊下に立った
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