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俺の名前は川上哲
俺はとうとう決意した。
同じクラスにいる渡田宰にとうとう告白することを。
思えば告白すると決意したもの の今までずっと直前にして逃げてしまっていた。
「今日告白して、ヘタレ卒業だぜ」
そう思い校門の前で待ってたら
いきなり肩をつかまれた
「よう、哲またストーカー行為か」
そう言ってきたこいつは
遠藤真二(えんどう しんじ)
小学校からの付き合いだ。
俺の友達の中でも、
数少ない親友だ。
「バカ ちげーよ、今日こそは渡田に想いを告げるんだよ」
「お前これで何回目だよ、ヘタレなお前じゃ無理だな」
「ヘタレ言うなぁ~ 見てろよ
今日こそわぁ」
「はいはい、今日こそわね、ま、頑張ってストーカーしてくれよ」
そう言って真二は
帰っていった。
「だからストーカーじゃねえって、あいつは好きなやついねぇから、解らないんだろうな」
そうつぶやきながら、
俺はまたドキドキしながら渡田を待っていた。
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