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1 ヨコ恋慕 前編
「真さん。」
「ん?」
「もう直ぐ冬休みだね。実家に帰る?」
料理しながら俺が問い掛けると、真さんは抱きしめて言ってくれた。
「お前と居る。」
「油使ってるんだから、危ないよ!」
それも理由のひとつだけど、俺は恥ずかしくて…。
「可愛い。」
言いながら、真さんは頬にキスをする。
「…!真さっ!!」
「顔、真っ赤。心臓バクバク。」
真さんの言葉に、益々頬は赤くなる。
体温が上昇する。
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