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「ユチョン。起きてるか?」
「うん?まだ寝てないけど…」
ベッドに横になってもなかなか寝付けない
寝てしまってこの心の中の変な感情が全部消えればいいのに…
今日のことなんて忘れてしまえれば楽なのに…
なかなか寝付けなくて、寝返りをうってる俺を気になったのか
ユノがそばに寄ってきてくれる
「寝れないのか?」
「うん。」
「何か悩んでるのか?」
「ううん。
でも、そう思わせたならごめん。気にしなくていいよ」
サラッとつく嘘
本当は気にしすぎて寝れないくらい
チャンミンを意識してるのに
「溜め込むなよ?俺たちは同じ屋根の下に住んでるメンバーなんだからな?
家族同然なんだから。」
「わかってるよ」
「お前が悩んでるとこは見たくないからな」
「ありがとう、ユノ」
顔に出ていたのか、ユノには全部お見通しみたいだ。
でも、追及はしてこないユノ…
本当にいい人だな
とつくづく思うよ
「言いたくなったらでいいからちゃんと悩みは言えよ?」
「わかってるよ」
ガチャッ
ドアを開ける音と心臓の鳴る音
目の前にいるのは
俺を惑わすお前
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