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「あっ…」
「…あ」
「すみません。お邪魔でした?」
チャンミン…
「ノックしたんですけど、返事がなかったので…その…」
「ごめんな。気づかなかったんだ。
何か用事だったか?」
「えと…」
どもるチャンミンに(どうした?)と駆け寄るユノ
小さな声でつぶやく
「ユチョンに…」
「…俺?」
「はい…」
チャンミンがこんな夜になんの用だろう…
早くなる鼓動
聞こえないかと心配になるくらいデカイ音
「あー…じゃあ俺部屋出るよ。」
気をきかせて
ユノが部屋を出ようとするのを制止する
「いいよ、俺たちが部屋出るからさ
いいだろ?チャンミン」
「はい。夜遅くにほんとごめんなさい。」
「そうか?
でも二人も明日早いから、ちゃんと寝とけよ?」
「ありがとう」
そう言って部屋を出て廊下に出る
チャンミンは少し俯いて何も言わない
「どうした?なんだった?」
「ユチョン…
怒らないでくださいね?」
「へ?」
「あのですね…
別に用事とかじゃなくて…
眠れないから話したかっただけなんです。」
「そうなの?」
「ユノに悪いことしました…」
「あー…」
また心臓が高鳴る
(話したかった)
というチャンミンからの言葉が嬉しい
ユノごめんな?
俺は単純かな
「俺もチャンミンと話したかったし、気にするなよ」
「ほんとですか?」
「ほんとだよ」
ほっとしたようなチャンミンの表情
それを見て思わず俺も安心する
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