if…you are

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「チャンミン、好きだよ」 「えっ…」 「お前といるとすごく楽しい」 「なっ…何言ってるんですか、いきなり…」 「…だよな。 俺、変だよな。」 急にこんなことを言って なにがしたかったのか 自分でもわからなかった 困らせるだけなのに… でも 伝えたかったんだ 気持ちの中じゃ収まらない この時間 この関係が大切だと感じるたびに 溢れ出るこの想い 「僕だって…ユチョンが好きです。こういう時間大好きです」 表情が見えなくても チャンミンが赤面してるのがわかる チャンミンは恥ずかしくなると見ないようにするから… 「お前可愛いな。」 「え…」 「好きとか、いつもなら絶対言わないのに」 「なっ…それは」 「寝ぼけてる?」 「は!? ばっ…バカにしてるでしょう!?」 「バカになんてしてないって。 俺にだけ素直なんだなぁって思って」 「あああああ 腹立ちますね!ほんとに!! もう二度と言いませんよ!」 俺が笑って肩を組むと 少し怒った表情で背をむけるチャンミン 「でも、俺にヤキモチ妬いちゃうんでしょ?」 「… なんで… 今そんなこと…」 「いや、昼間言ってたことが本当かなって思って」 返答はなく… 俯いたままのチャンミンをみて 少しはしゃぎすぎたかと 心配になる 「ユチョン…」 「ごめん… からかいすぎたな…」 「ユチョンは、僕がやっぱり変だと思いますか?」 さっきまでの強気のチャンミンはそこになく、 弱々しい表情と 今にも泣きそうな瞳を向ける チャンミンがいた 「えっ…どうしたんだよ!?」 「…変ですよね?」 「変じゃないって! 仲良い人にヤキモチ妬くとかありがちな話だろ?」 「ありがちですか?」 「そうだよ… それに考えすぎなのかもしれないだろ? ヤキモチじゃないかもしれないしさ」 「じゃあユチョンは…もし僕がヤキモチ妬いてるんだったら… 変だと思いますよね?」 「そんな自虐的になるなって… 思い込みかもしれないだろ?」 「思い込み?」 「うん。 わかるだろ?思い込みって」 「ユチョンは…僕が思い込みだと思いますか?」 「わからないけど 一応想定してさ…」 その時 俺はチャンミンが一瞬すごく悲しそうな顔をしたのを見逃さなかった
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