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「冗談です」
「…へ?………冗談?」
「はい。へんなこと言ってごめんなさい」
「そうか。ならいいけどさ」
「あ、もうこんな時間ですね。
よる遅くに付き合わせてすみません」
「ああ…結構長くしゃべってたな
気にするなよ
俺も楽しかったし」
時刻はもう3時
明日は朝早くから仕事があるから
ユノの言った通り、早く寝なきゃいけない
「よかった。ありがとう
おやすみなさい、ユチョン」
「おやすみ」
冗談と言ったチャンミンの表情は元通りの整った顔のいつものチャンミンだった
思い込み…
それはおれが自分に言い聞かせた言葉
チャンミンは俺をメンバーとしてかなり好いてくれてるのがわかる
チャンミンに言われる言葉への動揺
そのたびに自分をぶん殴りたくなる
あんな綺麗なやつを汚してはいけない
俺は思い込んでるだけなんだ
期待してるだけなんだ
期待してはいけない
この穴に落されたら
もう絶対に戻れない
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