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出かけようとドアに手をかけると
バタバタと足音
そしてうるさい声
「ちょっとー!!」
ジェジュンとジュンスが出かけようとしていることに気づいたみたいだ
「二人でどこ行く気!?」
「どこって…ご飯食いにだけど?」
「なんで二人で行こうとするかな?」
「僕たちも誘ってよ!!」
ああ
さっさと行くんだった
これは何か理由言っておかないとうるさいぞ
「あー…悪いけど、二人におごってあげられるほど金はないんだよね」
「おごり!?」
「なんでチャンミンだけ!?」
しまった
墓穴をふんでしまった
「最近あいつ頑張ってるから、ご褒美として、年上として、おごってあげるんだよ。」
「僕だって頑張ってるのにさ…」
「泣くな、ジュンス
ユチョンはひいきする男なんだよ…」
「おい、ジェジュン。
人聞きの悪いこと言うなよ」
ガチャ
「ユチョン。何やってるんですか?
………あ…」
外で待っていたチャンミンが騒ぎに気付き、待ちくたびれて戻ってくる
状況を理解したのか、あからさまに嫌そうな顔をしてため息をつく
「チャンミーン!酷いな~
二人でご飯行っちゃうんだー?」
「一人だけおごってもらうんだー?」
「…はあ。
なんなんですか?ヒョンたちが拗ねないでください。めんどくさいですね」
「別に~拗ねてないしー」
「ねぇ?」
「あー…うるさいですね
今日は僕がおごってもらうんです。
二人は別の日におごってもらえばいいじゃないですか。」
「ちょっと!チャンミン!何言ってんの!?
人の金だと思って、お前…」
「そっかーーー
ならいいやー」
「次は僕たちだけ…」
「勝手に決めんなよ!!」
「もういいじゃないですか。
行きましょう?ね?
僕はお腹が減ったんです。はやく食べたいんです」
「お前はいいだろうよ!!
俺は誰にもおごる気なんて…」
「ありがとーゆちょーん!」
「楽しみにしてるからー!」
「まったく話聞いてないし!!」
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