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先ほどまで指揮をした無数の星たちの一つが、その輝きを一気に増した。
「ビームかっ!」
機体操作の補助システムは、左斜め下のみへの回避運動指示を出してきた。
操縦桿を思いっきり押し下げ、フットペダルを思い切り踏みつける。
すると機体から噴射剤が射出し、俺の機体を左斜め下へと吹き飛ばす。
ゼロコンマ数秒前に俺の機体がいた場所を、高エネルギーの集束体が通過すると、アラームは鳴り響き、補助システムは右上への回避運動を指示してきた。
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