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呆れたかのようなため息をついていた。
「言いたいことはわかった。…………でも」
「でも?」
「早くどいて」
気付けば、俺はまだ雪に覆いかぶさったままだった。慌てて起き上がる。
雪も体を起こすとそそくさとボタンをつけていた。
もう着替えるだろ、と思いながらも口は出さない。
ニヤニヤしている姉さんに力の限り抗議するが、軽くあしらわれる。
またこのパターンかよ!
結局、俺は今日もまた姉さんの悪ふざけから一日をスタートさせることになった。
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