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「あれ?言ってなかったっけ?じゃあ説明します。いきなりですが、皆さんには今日ちょっと殺し合いをしてもらいます。あぁ、このクラスの生徒以外は追っ払ってあるから心置きなく闘うんだぞ。」
三人くらいの女子が笑う。
こんな馬鹿馬鹿しい話を聞かされては笑わない筈がない。
「何がおかしいんだ、三沢に根岸。」
「だって…、いきなり出てきて殺し合いしろって、意味わかんないんですけど…。」
「先生スベってますよ~。」
その言葉でクラス中が笑い始める。
そしてその時
三発くらいの銃声がなる。
もう一人の金沢とかいう男が、天井に向けて発砲したのだ。
「お前ら、先生が話してるだろうが。黙って話を聞け!」
天井の穴を見る限りあの銃は本物だ。
今のクラスのほぼ全員が黙る。
しかし、まだ一人だけ文句を言ってるやつがいた。
平田祐二だ。
「は?ざけんな!学校来て早々わけわかんねぇ事ばかりしやがってよ。俺帰るわ。」
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