♥♠赤いマフラー♦♣

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「なるほど…。」 そう呟くと璃央は、彼らにに駆け寄って行った。 一方、彼らは… 「クソっ!!放せおめーら!!」 「お嬢様💧…清子様が亡くなられて寂しいのは分かりますが、もう少し…。」 「アタシに命令するな!!」 そう言うと涼子は、一人の男の耳を引っ張る。 そんな時だった… 「テリャァァ――!!」 可愛らしい男の子(?)が、涼子をつまみ上げている男の、正に弁慶の泣き所を蹴っ飛ばす。 「…………っ💦」 涼子がポロリと落ちると、男の子(?)が彼女の手を掴んで言った。 「こっちだよ!!」 「…………。」 涼子は言われるままに走り出す。 「まっ……待て――💦」 あまりに突然の出来事に、唖然としていた付き人達が追ってくる。 しかし涼子の耳には入らない。 …この子は誰だろう?? 頭の中で、そればかり考えていたからである。 『璃央ちゃん、可愛い女の子は、絶対に守ってあげるのよ🎵』 再び言い聞かせてくる母、緑に璃央は心の中で答える。 …分かってるよ、母さん。 昼の住宅街… そこは早くも、波乱の予感がしていた。
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