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多分、俺と同じ考えを持った奴が多いのだろう。
翌日からが大変だった。
俺がひかると一緒に廊下を歩いていると、背後から人の気配がする。
きっと、男女が入れ替わる瞬間を抑えようというのだろう。
また、ひかるの方を見ながら、手帳に何か書き込んでいる奴もいる。
今日の制服を書き込んで、法則を見つけようというのだろう。
あと、賭け事も再発した。
ホントにもう。
こうなってくると、俺は逆にひかるの秘密を守ってやりたくなってきた。
そう思ったのは、俺だけじゃない。
上之宮達、席の近い生徒たちはひかるを守ろうという空気になっていた。
そして、ひかるとは普通の友人と接し、付け回す連中に視線で威嚇。
しかし、このことが、逆に俺を真相へ近づけることになる…
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