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「あ」
イロイロと騒ぎのあった翌朝、XANXUSが一番に間抜けた声をあげた。
「こいつの配置決めんの忘れてた」
「ボスーそれかなーり大事なことじゃないんですかー?」
「えーかまんでー?あたしダーの傍におれたらえいき」
(こいつ…!)
あ、なんか今全員分の心の声が聞こえた(゜∀゜)
「………ハト?」
しばらく考え込んでいたXANXUSが口を開いた。
「何だぁ、それ」
「こいつに敵の居場所を伝えさせて任務を早く片付ける。明らかに無害そうな面してるから、こちら側の人間だとは気づかれにくい、簡単にいえばスパイみたいなものだ」
「なんでハトって言うんだよ」
素朴な疑問を口に出すベルちん。
「敵の場所の伝達→伝書鳩、だからハト」
「ふぅん…」
なんかつまんなさそう。
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